ワールドレポート ワン・ポイント・ジャーナル

人間の脳の能力模倣したチップ開発に成功、IBM発表

 

2011/08/24 にアップロード

 

http://www.cnn.co.jp/tech/30003738.html

 

(CNN) IBMは18日、人間の脳が持つ認知力、行動力や複雑なデータの理解力などを模倣した?実験的なチップの開発に成功したと発表した。

 

実用化されれば、過去半世紀の間、コンピューターが頼ってきた作動プログラムの作成が?不要となり、経験から学び自らの構築した理論に従って動く次世代の「認識コンピュータ?ー」の開発につながると期待している。

 

チップは「SyNAPSE」と呼ばれるプロジェクトの成果の1つで、2個の試作品を作?った。IBMによると、このチップを使えばコンピューターは作動のため事前にプログラ?ムされたデータに頼ることなく、自ら「思考」する機能を持つことになる。試作品1個に?は、プログラム作成が可能な26万2144のシナプスと学習が可能な6万5536のシ?ナプスが組み込まれている。

 

SyNAPSEの責任者は「思考するプロセッサーの力によって、サーバー、ラップトッ?プ、タブレットや電話が環境とのより良い相互作用を図る機能を持つことを想像して欲し?い」と指摘。現在のコンピューターは計算器のようなものだとし、脳の働きに似た機能を?持つコンピューターを開発したいとしている。
また、現在のプログラム技術を使ったコンピューターがSyNAPSEの成果を取り入れ?ようとすればより大型になり、消費電力も増えると話している。開発したチップは、クイ?ズ番組で人間のチャンピオン2人を今年破ったIBMのスーパーコンピュター「ワトソン?」に組み入れられているチップと似ていないことはないという。

 

IBMの技術者はこのチップを使えば、世界の水供給量を温度、水圧、波の高さや海中の?音響などの面で観測し、津波発生の可能性が高い時には警告出来るコンピューターの利用?方法なども可能と話している。

 

同社の技術者は既に、開発したチップを使ってカリフォルニア州サンノゼの研究所に特別?な装置を設けた。長期的には100万ニューロンと100億シナプスの機能を持つ1平方?センチ大のチップ完成を目指す。

 

SyNAPSEの次の研究分野に進むため、IBMはコロンビア、コーネル、カリフォル?ニア、マーセッドやウィスコンシン各大学から研究者を集めてチームを結成した。また、?米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)から2100万ドル(約16億円)の助?成金も得ている。

 

ビデオ情報
http://www.huffingtonpost.com/2011/08...

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